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福祉用具をレンタルする場合、介護保険を利用することが出来ます。

介護保険でレンタルできる福祉用具は、全部で13種目です。但し、それぞれの種目に適用基準が設けられており、レンタル可能な福祉用具はその基準に合ったものに限られます。

レンタル料金は原則として月額設定になっており、介護保険が適用され、利用者は費用の1割～3割（所得に応じて変動します）の自己負担で福祉用具を借りることができます。

例えば、月額レンタル料5,000円の車いすをレンタルする場合は、１割負担の利用者様にかかる費用は1ヶ月500円で、２割負担の利用者様は1,000円、３割負担の利用者様は1,500円となります。

介護保険は、介護を必要とする状態となっても、自立した生活が送れるよう、高齢者の介護を国民全体で支える制度です。また、介護を必要としない方に対しても、従来の生活を続けられるように、介護予防を通じて支援する仕組みでもあります。サービスを受けられるのは、65歳以上の方と、40～64歳で特定の疾病により介護が必要と認められた方です。

市区町村に申請し、要介護・要支援の認定を受けると介護保険サービスを受けることができます。
要介護（要支援）認定を受けた方は、介護支援専門員（ケアマネジャー）等の助言を受けながら、どのような介護サービスが必要か相談し、一緒に介護（介護予防）サービス計画（ケアプラン）を作ってもらうことができます。

「スロープ」は介護保険制度では、
「段差解消のためのものであって、取付けに際し工事を伴わないものに限る」
と定義されています。
 

つまり、ネジや釘で固定せず、置くだけで使用することが出来るスロープがレンタルの対象となります。

室内用は部屋の敷居等の１ｃｍ～５ｃｍの小さな段差を解消するためのもの。室内の段差を車いすや歩行器で通過する際の負担を軽減します。

室外用は玄関等の段差を解消し、車いすで通ることが出来るようにするためのものがあります。

狼煙では、長さ６５ｃｍ～２８５ｃｍで、対応できる段差は車いすの自走なら段差２４ｃｍ、介助なら４８ｃｍ～最大で７０ｃｍまで可能です。

【自走式車いすをご利用で、自分で車いすを使用する場合】

一般的に自走式車いすで、自走して進める傾斜は５°と言われています。

５°の傾斜にするには、段差の高さに対して約１２倍の長さが必要です。

段差の高さが１０ｃｍなら、１２０ｃｍ以上の長さのスロープが必要になります。

【介助式車いすをご利用で、介助者が車いすを押して使用する場合】

一般的に介助式車いすで、介助者が車いすを押して進める傾斜は１０°と言われています。

１０°の傾斜にするには、段差の高さに対して６倍の長さが必要です。

段差の高さが１０ｃｍなら、６０ｃｍ以上の長さのスロープが必要になります。

※１４°を越える傾斜では危険ですので、無理な移動はお止めください。

美祢市の福祉用具貸与事業所の「狼煙（のろし）」では、山口市の皆様からの介護保険を利用した福祉用具のレンタル、福祉用具の販売、特定介護予防福祉用具販売、特定福祉用具販売、住宅改修、介護用品、おむつ等についてのご質問、お悩み、ご相談など、いつでもお待ちしております。