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宇部市・山陽小野田市の皆様！
いつもお世話になっております。
美祢市の福祉用具貸与事業所の「狼煙（のろし）」代表の中村です。

今回は、介護保険の利用で福祉用具としてレンタル出来る「スロープ」について解説いしたします！
 

介護保険を利用したの福祉用具のレンタルは、要支援または、要介護認定されていることが必要です。

スロープは要支援１・２、要介護１～５に認定されているすべての方がレンタルすることが可能です。

すでに認定されている方は、担当のケアマネージャーに相談していただき手配してもらう流れになります。

まだの方は、お住いの宇部市、山陽小野田市の介護保険関連窓口にて申請して下さい。

※必要書類を提出後、市町村の調査等がありますので、申請すればすべての方が認定されるわけではありません。

「スロープ」は介護保険制度では、

「段差解消のためのものであって、取付けに際し工事を伴わないものに限る」

と定義されています。

屋内外の段差を緩やかな傾斜に変えることができ、特に車いすのような車輪のついた用具を利用されている方の移動の補助に役立つ用具です。

レンタルできるスロープには、

屋内用では、

　木製やプラスチック製のもので、敷居等の比較的小さな段差に置くことで段差をなくし、車いすや歩行器での移動を安全に行えます。

屋外用では、

　金属製やカーボン製など耐久性に優れたものが材料として使われ、玄関や玄関ポーチなどの段差に１枚板で折り畳みが可能で持ち運べるもの、車いすの車輪の位置に合わせて取り付ける2枚組のレール状のものを置き移動を行うものです。

段差が大きくなるほど長く重くなり、設置するための広いスペースも必要になります。

室内用のものは敷居等の段差に合わせて置くだけですが、屋外用は段差によって長さが変わってきます。

一般的に

　①車いすで自走する場合、目安となる傾斜角度は約５度で

　”段差の１２倍”の長さが、比較的楽に利用者様が自走できる傾斜になります。

　②介助者同伴で走行する場合、目安となる傾斜角度は約１０度で

　”段差の６倍”の長さが、多くの介助者様が比較的楽に車いすを押すことができる傾斜になります。

段差が３０ｃｍの場合

　①３０ｃｍ×１２＝　３６０ｃｍ

　②３０ｃｍ×６＝　１８０ｃｍ　

となります。

上記はあくまで目安となりますので、ご使用の車いすの車種、利用者様や介助者様の体力や設置場所などの使用環境を考慮して、選定します。