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宇部市・山陽小野田市の皆様！
いつもお世話になっております。
美祢市の福祉用具貸与事業所の「狼煙（のろし）」代表の中村です。

今回は、介護保険の利用で福祉用具としてレンタル出来る「床ずれ防止用具」について解説いしたします！
 

床ずれとは、

医学的には褥瘡(じょくそう)と呼ばれます。

　寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。

　私たちは普段、寝ている時、無意識のうちに寝返りをうったり、長時間椅子に座っているときはお尻を浮かせるなどして、同じ部位に長い時間の圧迫が加わらないようにしています。

　しかし寝たきりで寝返りがうてなかったりすると、体重で長い時間圧迫された皮膚の細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、「褥瘡」ができます。

　栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている人が、圧迫だけでなく「摩擦」や「ずれ」などの刺激が繰り返されている場合は褥瘡になりやすいといわれています。

　褥瘡ができやすい部位は、寝ている向きや長時間どのような体勢でいるかにもよりますが、骨の突き出た部分(仰向け状態なら後頭部・肩甲骨・仙骨・かかとの部分)です。
 

床ずれ防止用具は、

「厚生労働大臣が定める福祉用具貸与に係る福祉用具の種目」に、

・送風装置又は空気調整装置を備えた空気マット
・水等によって減圧による耐圧分散効果を持つ全身用のマット

と定義されています。

　床ずれを防止するためには、圧力・ズレ・摩擦などの身体にかかる力の強さを小さくすること、力のかかっている時間を少なくすることです。

　床ずれ防止用具は、複数の空気の筒（エアセル）などを膨張・収縮させることによって体を支持する面を変化させたり、より広い面で身体を支えたりすることで局所への外力を分散させて床ずれを防止させる用具です。

床ずれ防止用具を介護保険サービスとしてンタルするには、要介護認定されていて、原則的に要介護２以上であることが必要です。

介護保険サービスとしてレンタルすると、月額料金の１割～３割(所得により変動)の自己負担で利用できます。

1割負担であれば月額5,000円の床ずれ防止用具が月500円でレンタルできます。

また、レンタルで利用することによって

　劣化による交換や定期的な点検・メンテナンスも受けることができます。